本記事では無性生殖の「栄養生殖」について扱っています。
ちなみに、無性生殖についてはコチラ
無性生殖と有性生殖
生殖には、 無性生殖と有性生殖の2種類あります。 それぞれ見ていきましょう。 生殖とは? まずはじめに、生殖とはなにか?ということから入ります。 生殖とは、 生物が同じ種類の自分とは別の新しい個体をつくることです。 無性生殖 無性生殖とは?
高等植物とは?
高等植物とは維管束など複雑な仕組みをもつ植物のことです。
高等植物の器官
栄養器官
高等植物において、
- 根
- 茎
- 葉
など
は栄養器官と呼ばれます。
生殖器官
生殖に必要な花は
生殖器官と呼ばれます。
栄養生殖とは?
栄養生殖とは高等植物に見られる生殖方法です。
高等植物の栄養器官から新個体が生じるのが栄養生殖(栄養体生殖)といいます。
塊茎と塊根
ジャガイモのイモは茎が肥大成長したもので塊茎といいます。
サツマイモのイモは根が肥大成長したもので塊根といいます。
塊茎や塊根からは新個体が生じます。
ストロンとランナー
ジャガイモの茎から塊茎へと伸びる茎を
ストロン(匍匐茎)といいます。
オランダイチゴやユキノシタの茎から新個体へ繋がる茎を
ランナー(走出枝)といいます。
ストロンとランナーを明確に区別されることは少ない
むかご
オニユリやヤマノイモでは、
葉の付け根の部分に生じる側芽(腋芽)が肥大して
むかご(零余子)が生じ、むかごから新個体が生じます。
ヤマノイモのむかごは、
側芽の茎が肥大したもので、
肉芽と呼ばれます。
オニユリのむかごは、
側芽の茎の周辺の鱗片葉が肥大したもので、
珠芽と呼ばれます。
その他
ゼニゴケでは、配偶体の一部に生じた
杯状体に形成される無性芽から
新個体が形成されます。
人工的な栄養生殖
人工的な栄養生殖としては、
挿し木などがあります。
コメント