核は大きさが10μm程度であることが多いです。
形は球状です。
核膜
核は核膜という二重膜で包まれておいます。
核膜はところどころに孔(核膜孔)があいており、
内膜と外膜は直接つながっています。
核膜は小胞体などとつながっている場合もあります。
原形質
核と細胞質をあわせて原形質といいます。
後形質
原形質に対して、原形質のはたらきによって生じた細胞壁や、生きていない細胞などは後形質(副形質)といいます。
核小体
核内には1~数個の核小体があり、
リボソームRNA(rRNA)の合成が行われています。
核小体は、
RNAとタンパク質で構成されており、
球状ですが、被膜に包まれていません。
DNA
核内にはDNAが存在しています。
DNAは遺伝情報を保持している巨大な鎖状の分子です。
塩基性タンパク質であるヒストンにまきついた
ヌクレオソームとなり、さらにヌクレオソームが重なった
クロマチン繊維をつくって存在しています。
これは酢酸カーミン溶液などの色素でよく染まる。
このため、通常、クロマチン繊維は核内に分散しているため、
光学顕微鏡では観察できませんが、
細胞分裂を行う際には、高密度に凝縮して太い染色体が
2本並んだ状態になるため、光学顕微鏡でも観ることが可能となります。
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