みなさんの周りには、生き物は何か居ますか?
その生き物をお世話したり、共に過ごしたり。
でもそれって、
寄生なのかもしれませんし、
共生なのかもしれません。
共生と寄生の共通点
共生も寄生もその個体の生物種とは異種の生物が一緒に生活する時点までは同じです。つまり2種類の生物同士の関係性の話です。
共生とは?
共生の定義
一方だけがあるいは両者が利益を受けて、
相手に害を及ぼさない場合、
その両種の関係は共生(英:Symbiosis)であるといえます。
片利共生
一方のみが利益を受け、もう一方に害を及ぼさない関係を片利共生といいます。
- サメとコバンザメ
相利共生
両者が互いに利益を受け取る関係を相利共生といいます。
- マメ科植物と根粒菌
- クマノミとイソギンチャク
寄生とは?
寄生の定義
一方だけが利益を得て、
もう一方が不利益を被る場合、
その両種の関係は寄生(英:Parasitism/パラサイティズム)であるといえ、
その両種は寄生者と宿主といえます。
寄生者
寄生する側の種。
外部寄生
体外にまとわりつく。
- ヒル
- ダニ
- カ
などが挙げられます。
内部寄生
体内に住みつく
- カイチュウ
- サナダムシ
- 病原菌
などが挙げられます。
宿主
寄生される側の種。
人間と植物
人間は主に植物を自分たちが利用しやすい形で利用してきました。
代表的なのが
- 林業
- 農業
です。
筆者も農業していましたが、時々、野菜の奴隷ではないか?と思うときもしばしばありますが、考えてみるとお金を産むためにしている訳ですから。
しかし、お金は別に生物の保存に対して必要かと言われれば、
あったほうがもちろんいいですが、なくても良いものです。
人類という種を残すために、換金作物を育てている。
それはどちらかといえば、植物側に益が偏っている気がしてなりません。
もちろん、育つと嬉しいですし、美味しいと嬉しいので、
それはそれで十分、相利共生なのですけど。
また、観賞植物なども同じですね。
一方的に水や肥料をやり育てさせられています。
人間と家畜
定義的には家畜は次の3つに分類されます。
- 農用動物
- 愛玩動物
- 実験動物
これらを総称して家畜といいます。
農用動物のことを経済動物という言い方もします。
愛玩動物はいわゆるペットのことです。
(定義的にはペットも家畜なんです。ごめんなさい。)
これらは人間が一方的に利用していると見える場合もあるかもしれませんが、
動物たちもまた人間を利用して種を残している部分があるため、
これらは相利共生といえます。
人間と人間は?
人間は同種同士なので、生物学的には寄生も共生もないです。
ただあえて言うなら、ニートであってもその両親が居てほしいって思っていてやっているのであれば、共生(共依存)ですし、夫婦であってもどちらかが不満に思っているのであれば、相利共生では無くなっていて、最悪、寄生なのかもしれません。
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