さて、無性生殖シリーズの最後を飾るのは胞子生殖です。胞子ってどんなイメージがありますか?やっぱりカビとかきのこですかね?それでは見ていきましょう。
胞子生殖とは?
胞子生殖とは胞子を作って増えることです。それを胞子生殖といいます。
胞子生殖で増える生物
胞子生殖で増えるものは菌類、藻類、コケ類、シダ類などがあります。
「胞子」とは?
胞子には減数分裂で発生する真正奉仕と体細胞分裂で生じる分生胞子の二種類があります。
広義ではいずれの胞子からでも新個体を形成すれば胞子生殖といいます。
しかし、減数分裂で生じた真正胞子では、有性生殖であるため、別の遺伝子になってしまいます。そのため、狭義では体細胞分裂で生じる分生胞子から新個体を形成することを胞子生殖と言います。
つまり、菌類が分生胞子を形成して増殖することを胞子生殖と呼び、これは無性生殖の一種です。この場合は体細胞分裂で胞子が生じるため、新個体は元の個体と同じ遺伝子型のものが生じることになります。
水中の胞子
水中生活を行う藻類の中にはべん毛を持ち、運動性のある胞子を形成するものがあります。このような胞子は遊送子と呼ばれます。
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