RNAワールド仮説
1986年にウォルト・ギルバートによって提唱された、生物起源の説をRNAワールド仮説といいます。地球の初期生命がDNAではなく、RNAによって支配されていたという説です。
2023年時点では、まだこの説が提唱されてから40年も経っていないため、不確定要素が多い概念で新しい発見があり次第、この記事を更新していこうと思います。
RNAワールド仮説の根拠
RNAワールド仮説の根拠は、
- レトロウイルスの発見
(RNAを遺伝子にもつウイルス) - 触媒作用のあるRNA(リボザイム)の発見
など
からその考え方が支援されています。
RNAワールドからDNAワールドへ進化
最初はRNAのみで遺伝情報と触媒作用を兼ねていましたが、
遺伝情報をそのまま移すため、遺伝情報のほころびが多くなってしまったため、
タンパク質が触媒作用になり、
さらに遺伝情報をRNAより安定的なDNAが担う生命体の世界に進化したと言われます。
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