農業を私はしているのですが、
農業していても、同じ肥料の量でも植物の成長が早いとき遅いときがあります。
今回は農業だけではなく、
植物たちの成長が何で止まるのか?
そのファクター(要因)を見てみましょう。
植物の光合成の環境要因
- 温度
- 光
- 二酸化炭素
の3つが光合成の環境要因です。
光合成速度が大きくなる方法
つまり、
- 温度が高い
- 光が強い
- 二酸化炭素が濃い
と、光合成速度は大きくなります。
よく地球温暖化はデメリットの面ばかり強調されますが、
地球温暖化は二酸化炭素の濃度増加が原因と語られることが多く、
二酸化炭素だけを見ると、地球温暖化すると植物たちは困らないのかもしれませんね。
限定要因
ではでは、限定要因を見てみましょう。
限定要因とは光合成速度を小さく限定しているファクターのことです。
光が限定要因
上図を見てください。
この図を見ると、
光が強さがある点を超えると、
光合成速度があまり大きくならなくなっています。
この時、光の強さが光合成速度を左右しているので、
光が限定要因と言えます。
次に上の図を見てください。
先程の図に足しただけの図ですが、
光の強さを強くしてても、光合成速度は頭打ちになりますよね。
だから温度や二酸化炭素能動が限定要因といえますね。
温度が限定要因
上の図を見てみましょう。
光は十分あるのに15℃の方は光合成速度がおちていっています。
これは温度が限定要因と言えます。
さらに上の図を見てみましょう。
光は十分あるのにある温度以上に光合成速度を上げると、
光合成速度が急激に低下しています。
これは何故でしょうか?
温度が高いと光合成に使う酵素が変性します。
タンパク質の形がかわって働けなくなるからです。
光と温度の限定要因
ではこの上図ではどうでしょうか?
光の強さや二酸化炭素濃度や温度の中で、
二酸化炭素が一定の場合です。
つまり、光と温度の足りないほうが光合成速度を決めているといえます。
弱い光のときは光が限定要因ですし、
低い温度のときは温度が限定要因です。
限定要因と光合成速度
- 光の強さ
- 二酸化炭素
- 温度
の中で、最も限定的になっている要因が光合成速度を決めます。
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