動物の間では、個体間での情報伝達手段としては、
フェロモンや音(声)、動作(ジェスチャー)、光や超音波や文字などがあります。
今回はフェロモンについて見ていきましょう。
「フェロモン」とは?
フェロモンは、動物が体外に内部から分泌し、同種の他個体に作用する外分泌物質です。
作用については上記事参考にしてください。
「フェロモン」の種類
フェロモンには、
- 性フェロモン
- 集合フェロモン
- 道しるべフェロモン
- 警戒フェロモン
- 階級維持フェロモン
などが存在します。
1つずつフェロモンについて見ていきましょう。
性フェロモン
性フェロモンは異性を誘惑するフェロモンです。
主にチョウやガが有名ですね。
人間と性フェロモン
みなさん、おまちかね?の
人間と性フェロモンについて書いておきます。
人間も遺伝子的にタイプな異性の匂いをキャッチすることができます。
といっても、まだ化学物質は特定されていません。
主に腋やヘソあたりの好みの男性のフェロモンを嗅ぐと、
月経周期が乱れている女性も正常に戻るという話があります。
集合フェロモン
主にゴキブリなどが同種個体を集合させるときに出します。
つまり、ゴキブリ駆除はこれを利用して作られています。
ゴキブリを一箇所に生贄にすると集まってきますから。
ゴキブリの集合フェロモンは糞の中に含まれていますので、
ゴキブリの糞を見かけたら、トラップにおいておくといいかもしれませんね。
道しるべフェロモン
アリが目的地までの経路を教えるフェロモンです。
アリの行列にシャンプーなどを垂らすと、
アリが迷子になるのでやめてください。
それは道しるべフェロモンが消えるからです。
警戒フェロモン
アブラムシが仲間に危険を伝える警戒フェロモンがあります。
天敵のテントウムシの襲来や人間どもの行いに対してフェロモンを出します。
将来的にはこのフェロモンを利用すれば、アブラムシ対策もできるでしょう。
階級維持フェロモン
階級維持フェロモンは女王バチや女王アリが出すフェロモン。
このフェロモンを浴びると一生庶民のハチやアリとして女王に尽くす形になります。
フェロモントラップ
農業ではフェロモントラップと呼ばれる方法により、害虫をかく乱して、採捕することを試みるものがある。
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