ヒトの卵巣内で体細胞分裂によって増殖した
卵原細胞の大部分は退化します。
出生児には約100万個の一次卵母細胞が存在します。
この一次卵母細胞はろ胞細胞に包まれています。
ろ胞細胞は減数分裂第一分裂前期で停止しています。
思春期になると、ホルモンの作用により、
約1ヶ月に1個の割合で、
一次卵母細胞が減数分裂を再開して、
二次卵母細胞になります。
二次卵母細胞は減数分裂第二分裂中期で再び停止し、
精子と出会わなければ二次卵母細胞のまま排出されます。
したがって、
ヒトでは精子が二次卵母細胞に流入しないと、
月経の際は二次卵母細胞を出している訳です。
精子が子宮内に侵入することで、
二次卵母細胞は減数分裂を再開し、
第二極体となります。
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3akx91