生物って、生きてるだけでもすごいのに、
生き残るのにも戦略をもって生き残ってるんですね~。
人間も生物ですから、
色々考えられるものがあります。
それでは見ていきましょう。
そもそも「相互作用」とは?
生物間の相互作用とはなんでしょうか?
作用については以前取り上げましたね?
そこでも、相互作用についてもお伝えしたかと思いますが、
繰り返しお伝えしておきます。
個体群の相互作用とは、
「生物のあつまり同士がお互いに影響を与えること。」
でした。
つまり、人間でいえば、村や都市、あるいは国が互いに与える影響。
結婚や子孫を残すこともこれに該当しますね。誰かに政治を任せたり、あるいはランキング付けしていますね。生物ですから。
生物でいえば、食べる・食べられる。一緒にがんばる。
テリトリーを主張したりして、他の生物群や同種の生物から身を守ることも該当します。
個体群内の相互作用
では、具体的な相互作用の例を見ていきましょう。
種内競争
種内競争(英:Intraspecific competition)は同種の生物のあつまりの間で見られる生活空間環境や食べ物・水などの資源あるいは異性などを巡る競争のことです。
~の間が英語のInterです。
種内競争が激しくなっていくと、弱い生物個体は淘汰されていきます。
淘汰がある程度進めば、個体群密度は適度な範囲になると言われています。
群れ
同じ生物の種において、動物の個体同士が集住して、統一的な行動をとる生物集団を群れといいます。
ちなみに群れの英語は動物によって、全然異なるため、
リンクだけ貼っておきますね。
bevy
a bevy of pheasants キジの群れ
群れを作るメリットは、1つの動物個体の負担が軽くなるというものがあります。
「群れ」の例
- サンマ
- イワシ
- ヒツジ
この論文によると、ヒツジは群れますが、リーダー制ではないようです。
縄張り
とある動物のある個体、または、群れが一定の空間を専有して、
同種の他個体や他の群れを近づけない場合、その空間を縄張り(英:territory/テリトリー)といいます。
その占領した縄張りで食べ物や繁殖場所を確保します。
行動圏
動物が頻繁に動き回るが、同種動物の他の個体を排除しない範囲を行動圏といいます。
縄張りよりは大きいですが、縄張り同士はかさなりあいません。
「縄張り」の例
- アユ
が典型です。
順位制
動物の同種間の順位づけによって、群れの秩序が保たれている場合、それを順位制(英:Dominance hierarchy/ヒエラルキー)といいます。
順位制によって、無益な争いが防ぐことができると言われています。
「順位制」の例
- ニワトリ
- オオカミ
格下のニワトリをつつきます。朝はランクの高いオスのニワトリから鳴き始めます。
リーダー制
リーダー制は同種の動物の群れ全体を統率する個体の仕組みのことです。
リーダー制の例
- サル
- シカ
- ウマ
「群れ」と「順位制」の違い
順位制では厳格に順位が決まっています。
順位制はいわゆる男社会のようなイメージです。
干支のウマ・サル・イヌ(オオカミ)は西暦がすべて偶数年の支配干支なのは偶然じゃないかもしれませんね。それらからは個人的に男のイメージがあります。
ヒツジはある人が先頭に立つことも多いのですが、
実は先頭が必ずしも決まっていません。
ウシも順位制はある程度は決まっていますが、
明確な順位は見られません。
しかも、ウシは順位ごとに集まるそうです。
ウシもヒツジも女性社会っぽい気がします。
ちなみに干支でも西暦が奇数年のものが女性の印象を受けるのが多いですね。
蛇女伝説もありますし。
「順位制」と「リーダー制」の違い
順位制の中でも、リーダー制というのがあるイメージです。
順位制では、明確にランキングが決まっていますが、
リーダー制では1個体の統率個体だけが決まっており、
その下の順位は決まっていません。
イヌと順位制
イヌには飼い主を順位づけしていると長らく認識されてきていましたが、
イヌは飼い慣らされているため、人間を友達のように見ています。
順位制の名言
「猫は人を見下し,犬は人を尊敬する。しかし,豚は自分と同等のものとして人の目を見つめる。」
イギリスの首相~ウィンストン・チャーチル~
参考リンク
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