私たちの2つの環境
私たちの周りの環境を外部環境と言います。おひさまや風なんかがそうですね~。
一方、体内の細胞を取り巻く環境を内部環境と言います。
内部環境の液体
血液
血管内を流れています。一部が毛細血管からしみ出して、組織液になります。
組織液
血しょうの一部が、毛細血管からしみ出して、細胞間や組織間を満たしていきます。
リンパ管
組織液の一部がリンパ管にはいったもの。
他でたとえると・・・
レールに従って生きている人間がいましたが、ある日、そのレールを脱線して、ちょっと不良になってしまいました。不良が罪を犯してしまい、刑務所に送られます。そして、刑務所から出るともとのレールに復帰します。そういう関係だと思ってもらうとわかりやすいかもです。
恒常性
内部環境が安定していることが、生物が生物を維持するために必要です。
生物は外部環境が変化しても内部環境が一定に保たれる性質があります。
これを恒常性(ホメオスタシス)と言います。
他でたとえると、労働収入が安定していることが、家庭が家庭を維持するために必要ですよね。家庭は家計支出が変化しても労働収入は一定であろうと思います。これも一種の恒常性なのかもしれないですね。
体液と外液の浸透圧
海産無脊椎動物
体液の浸透圧=海水の浸透圧 浸透圧調整の仕組みがあまり発達していません。直接、外部環境が影響してきます。ですから、適応範囲が狭いのです。
人間でたとえると、周りの環境が自分の好みの環境と近くないとダメになってしまうタイプの人ですね。
淡水産無脊椎動物
同じ無脊椎動物でも淡水産の場合、収縮胞があるから適応できます。
上のパターンでたとえると、ストレス発散の仕方を多少知っている人間ですかねー。
海産硬骨魚類
体液の浸透圧<外液の浸透圧であるために、
体内の水分が絶えず流出してしまいます。。。
きゅうりの浅漬け状態です。
そのため、彼らが取った行動とは、大量の海水を取り込むことにしたのです!!!
塩類はえらや腎臓で絶えず排出します。これで内部環境が安定します。
人間でたとえると、周りがめんどくさい人ばかりで多少嫌になっている状況があると仮定します。しかし、その彼はそのめんどくさい人と積極的に関わることにします。多少、周りの人と馴染んできましたが、めんどくさい人たちの話は聞き流しているだけです。これで会社の内部の人たちと私は馴染めました。
といった感じですかね~。
淡水産硬骨魚類
体液の浸透圧>外液の浸透圧なので、
絶えず体内に淡水が侵入しやがります。
飴が水に浮かんでいる状態を想像してみてください。
飴ちゃんが溶けてしまいます。
そのため、淡水魚は絶えず、薄い、低張な尿を排出し続けます。
その結果、内部環境が安定します。
人間でたとえると、モテモテ体質の主人公キャラは絶えず異性からプレゼント攻勢をかけられてしまい、部屋がすぐ溢れてしまいます。そんな彼はプレゼントを見る間もなく、ポイポイ捨て去ることで、なんとか寝る場所を確保するのです~(きゃーかっこいい
サメ
体液の浸透圧=外液の浸透圧です。
これは自分で尿素を作って自身の浸透圧を大きくしています。
これは人間でたとえると、周りが濃い人ばっかりの集団であるとき、
自分も濃いキャラになって乗り切るのと似ているような気がします。
陸上生物
ちなみに、陸上生物は乾燥したところで生活しているので、水を通しにくい体表です。
人間でたとえると、あまり、人と接しない人です。
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