動物の精子形成

発生の初期に、将来、生殖細胞になる細胞が分化する。
この細胞を始原生殖細胞(核相2n)といいます。

始原生殖細胞は、精巣の中で体細胞分裂を行います。
精原細胞になります。

ちなみに、
ヒトの精巣では死ぬまで精原細胞があります。
そのため、オスは死ぬまで永遠に精子を出すことができます。
メスは生まれたときには一次卵母細胞になっていて、
すでに有限になっています。

ということは、女性の閉経問題には、
女性が生まれ終わってからでは対処は遅いということです。

で、話を戻しまして、
精原細胞は体細胞分裂を繰り返すが、
生じた細胞も精原細胞のままです。

やがて、精原細胞は分裂を停止し、成長します。
この細胞を一次精母細胞といいます。

一次精母細胞は減数分裂を行い、
第一分裂によって生じた細胞を二次精母細胞といいます。

第二分裂によって生じた細胞を精細胞といいます。

それぞれの精細胞は変形トランスフォームして、
精子になります。

1つの一次精母細胞からは4個の精子が生まれるということになります。